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ガラス工房橙さんの「くるみガラス」──長野県東御市・海野宿で生まれるやさしい吹きガラスの世界

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ガラス工房橙さんの「くるみガラス」──長野県東御市・海野宿で生まれるやさしい吹きガラスの世界

くるみの灰が生み出す、やさしい緑の吹きガラス

長野県東御市・海野宿の中ほどに佇む「ガラス工房 橙(だいだい)」さん。
ご夫婦で営む小さな工房には、ギャラリーショップと、2階にはカフェも併設されています。

ご主人の寺西将樹さんは長野県生まれ。東京造形大学を卒業後、グラススタジオインヨコハマを経て独立し、数々のクラフト展に入選。
奥さまの寺西真紀子さんは長崎県出身。武蔵野美術短期大学・東京ガラス工芸研究所で学び、ガラス彫刻コンペティションでは奨励賞を受賞された経験もあります。

そんなお二人が生み出す代表作が「くるみガラス」。

東御市の特産である“くるみ”の殻を燃やした灰を、ガラスの原料に練り込んで作られる、橙さんオリジナルの吹きガラスです。
胡桃の灰を加えることで、ガラスはどこか懐かしい淡い緑色に発色します。
光を通すとやわらかく透け、影までもが美しい。
自然の色をそのまま閉じ込めたようなその輝きは、一度手にすると忘れられません。

「胡桃ガラス®」の名は橙さんが商標登録した、まさに唯一無二の作品。
“東御のくるみ”と“職人の手仕事”が出会って生まれた、信州らしさあふれるガラスです。

地元の素材をガラスに込めて──“地元のモノを贈る”という新しいかたち

私たちがガラス工房橙さんとお付き合いを始めたのは、もう15年以上前。

長野県のカタログギフトを立ち上げた時、最初にお声がけした作家さんのひとりが橙さんでした。

当時、軽井沢の取引先様から「結婚式の引き出物に“長野らしいモノ”を贈りたい」というお声を多くいただいたのがきっかけ。
“地元の自然や文化を感じられる贈り物”を探していたとき、出会ったのが橙さんの吹きガラスでした。

東御市の特産であるくるみを使って作られるくるみガラスは、まさに“地元の素材を形にする”作品。単に美しいからではなく、“土地と人がつながるものづくり”をギフトとして届けたかったので、くるみガラスで制作をお願いしました。

実際に完成したグラスや皿は、淡い緑の光をたたえながらも、日常の中で自然と溶け込むやさしさを持っています。
ひとつひとつ手で吹かれたガラスには、空気の泡がほんの少しだけ残り、それがまるで“手仕事の息づかい”のように見えます。

出産祝いの内祝いとして贈れば、
「長野の自然を感じられる」「やさしい色で気持ちが和む」と喜ばれる方も多いです。
また、退職祝いや新築祝いにもおすすめです。
私たち石森良三商店の店舗では、カフェで実際に橙さんのグラスを使っています。
お客様にお水をお出しすると、「このグラス、素敵ですね。同じものを購入できますか?」とよく尋ねられるんです。
実際に手に取って使うことで、そのやわらかな口当たりや、光の入り方の美しさがより伝わるのだと思います。

“贈り物”とは、誰かのことを思い浮かべながら選ぶ時間そのものが尊いもの。
橙さんのくるみガラスには、その「想う時間」さえも映し出すような、穏やかで誠実な美しさがあります。

海野宿の古民家から生まれる、暮らしに寄りそうガラス

橙さんの工房があるのは、江戸時代の宿場町「海野宿(うんのじゅく)」。
木造の格子戸が並び、歩くだけで時間がゆっくり流れるような場所です。

そんな通りの中ほどにある古民家を、ご主人が自ら手を入れて再生し、工房とギャラリー、そして2階には小さなカフェを併設しています。
古い梁や柱のぬくもりと、ガラスの透明な光が不思議と調和して、どこを切り取っても絵になる空間。

カフェでは、奥さま手づくりのフルーツシロップを使ったドリンクやかき氷が人気です。

くるみガラスに光が差し込むと、緑がかった透明がやさしくきらめき、
テーブルの上に映る影までも美しい。
橙さんのガラスは、使う人の生活の中にすっと溶け込んでくれる。
華やかすぎず、控えめだけれど存在感がある。
たとえば、朝の光の中でお水を飲むだけでも、くるみガラスのグラスを使うとその時間が少し特別に感じられます。

私自身も最近、自宅用にお皿やボウルを購入しました。
透明感のある淡い緑が、どんな料理にも合うんです。
冷たい麺やサラダはもちろん、意外と煮物などを盛っても雰囲気が出る。
食卓の上で自然と主役になってくれる器です。

また、石森良三商店のカフェランプも橙さんにお願いして作っていただきました。
吹きガラスならではの光のゆらぎがあたたかく、夜の店内を優しく包みます。

まとめ──長野県東御市の自然と手しごとを贈る

ガラス工房橙さんの「くるみガラス」は、
長野県東御市の特産“くるみ”を使い、職人の手で丁寧に吹き上げられるオリジナルのガラス作品。

やさしい緑の色合いは、まるで自然そのもの。
見るたび、触れるたびに、信州の風や木々の香りを感じさせてくれます。

贈る人の想いをそっと包み込むような優しさがあるからこそ、
出産祝い、内祝い、退職祝い、結婚祝いなど、
“誰かの人生の節目”にふさわしい贈り物として選ばれています。

そして何より──
このガラスを手にした人の暮らしに、
静かな喜びと光を運んでくれるのが「くるみガラス」です。

長野県東御市・海野宿の小さな工房から生まれる、
世界にひとつだけのやさしいガラス。
あなたの毎日にも、ぜひ取り入れてみてください。

浜染工房HP:https://www.hamasome.com/

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この記事を書いた人

satoyumiのアバター satoyumi 買い付け係

石森株式会社で買い付け係を務めるゆみです。長野の魅力を伝えるカタログギフトの企画をきっかけに、職人さんの想いに触れながら、厳選した商品を届けています。5年前に「石森良三商店」が誕生し、より多くの方に直接手に取っていただける場ができました。日々の暮らしが楽しくなる道具や器との出会いをお届けします。

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